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2026年9月現在、当院でもインフルエンザ感染症がわずかながら増えています。
インフルエンザは例年、秋から冬にかけて流行しますが、近年は季節を問わず感染がみられることもあります。今後の流行に備え、早めの予防接種をご検討ください。
当院では、従来の注射ワクチンに加えて、鼻から接種するフルミスト(経鼻弱毒生インフルエンザワクチン)にも対応しています。
日本小児科学会では、2歳〜19歳未満では、注射ワクチンとフルミストのインフルエンザ予防効果に明確な優劣はないとして、いずれも同等に推奨しています。
ただし、お子さんの年齢や基礎疾患などによって、推奨されるワクチンが異なります。
どちらを選べばよいか迷われる場合は、お気軽にご相談ください。
参考:日本小児科学会「経鼻弱毒生インフルエンザワクチンの使用に関する考え方」
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フルミストは、注射をせず、鼻の中に噴霧して接種するインフルエンザワクチンです。
左右の鼻に専用の器具でワクチンを噴霧するため、注射針を使用しません。注射が苦手なお子さんにとって、選択肢のひとつとなるワクチンです。
フルミストは、弱毒化したインフルエンザウイルスを使用する生ワクチンです。海外では以前から使用されており、日本でも2024年度から使用できるようになりました。
すべてのお子さんにフルミストが適しているわけではありません。
喘息のある方、強い鼻炎症状がある方などは、注射ワクチンをおすすめする場合があります。
また、免疫機能が低下している方など、フルミストを接種できない場合があります。
接種可能かどうか分からない場合は、事前にご相談ください。
接種後に、
などがみられることがあります。また、頻度は非常に低いものの、他のワクチンと同様にアナフィラキシーなどの重いアレルギー反応が起こる可能性があります。
フルミストは生ワクチンのため、接種前後に抗インフルエンザ薬を使用すると、ワクチンの効果に影響する可能性があります。
接種前後にタミフルなどの抗インフルエンザ薬を使用した場合は、スタッフへお知らせください。

「注射とフルミスト、どちらがいいですか?」というご質問をよくいただきます。
2〜18歳のお子さんでは、どちらもインフルエンザを予防するための選択肢です。
接種回数には、次のような違いがあります。
特に2〜12歳のお子さんでは、注射ワクチンは2回の接種が必要ですが、フルミストは1回で完了します。
小さなお子さんの場合、注射そのものが苦手なだけでなく、嫌がるお子さんを予防接種のためにもう一度クリニックへ連れてくることや、接種の際に泣いたり、その後しばらく機嫌が悪くなったりすることも、ご家族にとっては意外と大きな負担です。
フルミストは1回あたりの料金は注射ワクチンより高くなりますが、2回接種が必要なお子さんでは、1シーズンに必要な費用だけでなく、接種回数、通院の手間、接種に伴うお子さん・ご家族の負担まで含めて比較すると、選択しやすい場合があります。
一方で、注射がそれほど苦手ではないお子さんや、喘息などのため注射ワクチンをおすすめするお子さんもいます。
「注射が苦手」「できれば1回で済ませたい」「慣れている注射がいい」「費用も含めて考えたい」など、お子さんの性格やご家庭の事情も含めて選んでいただいて構いません。
どちらにするか迷われる場合は、お気軽にご相談ください。