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2月に入ってもインフルエンザと診断される患者さんが多くいらっしゃいます。インフルエンザ検査を受ける場合に気を付けるべき点がありますので、その解説をしたいと思います。
今回も新型コロナウイルス感染とインフルエンザ感染を比べて解説します。それぞれの感染症を診断する上で重要なことは、発熱してからどのタイミングで検査を受けるかになります。
発熱などの症状が出現する1-2日前からウイルスが増えています。そのため発熱当日であっても、すでにある程度のウイルス量が存在しているはずなので、検査が陰性だったらほぼ間違いないだろうと考えます。
発熱してから12-24時間経てウイルスが増える点が新型コロナ感染症と大きく異なります。仮に発熱してすぐの検査が陰性だったとしても、ウイルス量が増える前だったので間違って陰性となった可能性も否定できません。
当院では鼻から綿棒を入れてコロナとインフルエンザの同時検査を実施しています。どうしても痛みを伴う検査ですので1回で終わらせるために、園や学校でコロナよりもインフルエンザが流行している場合は、もし全身状態が悪くなければ、発熱して12〜24時間以上あけて検査を受けることをお勧めしています。