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【流行情報】インフルエンザ感染症が流行しています(令和7年11月25日現在)

当院では先週から インフルエンザA型 のお子さんが急増しています。
ここでは、よくご質問をいただく「検査のタイミング」「異常行動」「治療薬」についてまとめています。


▶ 抗原検査を受けるタイミング

動画にある通り、インフルエンザウイルスは感染直後は体内での数が少ないため、
発熱してすぐの検査では陰性になることがあります。

  • 検査に適した目安:発熱から 12〜24時間後

  • 発熱初期に陰性だった場合、ご希望があれば翌日以降に再検査可能(※日曜・祝日は再検査不可)


▶ nodocaによる診断

インフルエンザに感染すると、発熱のごく早い段階からノドに特有の変化 が現れます。
nodoca は、このノドの画像をAIが解析し、インフルエンザであるかどうかを診断できるツール です。

  • 6歳以上で発熱して12時間以内

  • 6歳以上で鼻の検査が苦手

※ただし A型/B型の区別はできません。


▶ インフルエンザと異常行動について

現在は、
抗ウイルス薬の服用にかかわらず、インフルエンザそのものが異常行動を引き起こす可能性がある
とされています。

  • 対象:小学生以上〜10代

  • 時期:発熱から24〜48時間以内

ご家庭での見守り

  • 窓・ベランダの 施錠

  • ひとりにしない

  • すぐに様子を確認できる環境


▶ インフルエンザの治療薬

治療薬は 年齢・体重・型(A/B) により処方が異なります。

● タミフル

  • A/Bどちらにも効果

  • 1日2回 × 5日間

  • 37.5kg未満は 粉薬

● イナビル(吸入)

  • 1回吸入で治療完了

  • 手技が必要で、吸入不十分だと効果が弱くなることがあります

  • 吸入が不十分でも 保険で別薬剤への変更は不可(自費なら可)

● ゾフルーザ

  • 12歳以上:A/B両方に使用可(1回内服)

  • 6〜12歳未満:B型に使用可(粉薬・錠剤)


▶ 家族にインフルエンザがいる場合(予防内服)

受験・仕事・大会など発症を避けたい事情がある場合、
タミフル/イナビルによる予防内服が可能です(自費)。


▶ 参考リンク(公式・信頼できる情報源)

■ 厚生労働省(異常行動・治療薬情報)

■ イナビル吸入方法(動画)

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