MENU

ブログ

Blog

花粉症、ひどくなる前に知っておいてほしい「2つの対策」

春が近づくと、くしゃみや鼻水、目をこするお子さんの姿を見て
「かわいそうに……」
と心を痛める親御さんも多いのではないでしょうか。
同じように、大人の方ご自身もつらい季節かもしれません。

スギ花粉症は、今や決して珍しい病気ではありません。
だからこそ、ちょっとした知識の差で、シーズン中のつらさを大きく変えることができます。


ポイント① 症状が出る「一歩前」に相談を

花粉症の薬は、ひどくなってから飲むもの、と思われがちです。
ですが実際には、
「花粉が飛び始める直前」や「なんとなくムズムズし始めた段階」
から治療を始めることが大切です。
これを「初期療法」と呼びます。

早めにお薬を開始することで、
花粉に対して鼻や目が過剰に反応するのを落ち着かせ、
ピーク時のくしゃみや鼻水をぐっと軽くできる可能性があります。

毎年つらくなりやすいお子さんほど、
本格化する前の受診がおすすめです。


ポイント② 根本的な改善を目指す「舌下免疫療法」

「毎年、薬を飲んでもつらそう」
「大人になっても、このまま花粉症が続くのかな?」

そんな不安をお持ちの方に知っていただきたいのが、
スギ花粉の舌下免疫療法(シダキュア)です。

これは、スギ花粉の成分をごく少量ずつ体に取り入れ、
スギ花粉と“仲良くなる”ように体を慣らしていく治療です。

舌下免疫療法の概要

  • 対象:一般的に5歳くらいから可能

  • 方法:毎日、ラムネのような錠剤を舌の下に置くだけ

  • 変化

    • 使うティッシュの量が減った

    • 飲み薬の回数が少なくなった
      など、日常生活の中で変化を実感される方も多くいらっしゃいます

※スギ花粉の舌下免疫療法は、
ヒノキやハンノキなど、別の花粉には効果がありません。


【重要】治療のスケジュール

舌下免疫療法には、
「始められる時期(導入)」と「続ける期間(維持)」があります。

● 6月〜12月の間に「お試し(導入編:シダキュア 2,000)」から開始

スギ花粉が飛んでいる時期には、
新しく治療を始めることができません。
そのため、毎年6月〜12月の間に、少ない量のお薬から治療を開始します。

この最初の約1週間が、いわゆる
「お試し(導入編)」です。
体に合うかどうかを確認しながら進めていきます。

● 問題なければ「継続(維持編:シダキュア 5,000)」へ

導入期を問題なく終えたあとは、
決まった量のお薬を3〜5年間継続していきます。

少し長く感じるかもしれませんが、
受験や新学期と重なりやすい春を、少しでも楽に過ごすための
“将来への投資”と考える治療です。


最後に

花粉症は、鼻水だけの問題ではありません。
鼻づまりによる睡眠不足や、
日中の集中力の低下につながることもあります。

また、花粉症の薬の中には、
眠気が出てしまい、勉強に影響することがあるものもあります。
お子さんの生活リズムや学校生活を考えながら、
薬の選び方や治療の進め方を調整することが大切です。

当院では、
お子さん一人ひとりの年齢や生活スタイルに合わせて、
無理のない治療を一緒に考えていきます。

まずは
「いつものお薬の相談」からでも構いません。
来年の春を、少しでも笑顔で過ごせるように。
気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

カテゴリー

最近の投稿

月別アーカイブ

pagetop