最近、全国的に「百日咳(ひゃくにちぜき)」の報告数が増えています。
百日咳は咳が長く続く感染症で、とくに赤ちゃんや小さなお子さんがかかると重症化することがあります。
この病気の咳は、「息を吸う間もなく、コンコンコンコンと連続して咳き込んだあと、“ヒューッ”と苦しそうに息を吸い込む」という、まるで息ができないくらいの咳込みが続いたあとに、ようやく“ヒューッ”という音と共に、大きく息を吸い込むような特徴があります。
今回ご紹介するホームページでは、そうした百日咳の特徴的な咳の音声が聴けます。
▶︎ 音声はこちら(参考:MSDマニュアル 音声ページ)
この感染症は、子どもだけでなく大人にもかかることがあります。
もし周囲に咳が長引いている方や、音声にあるような咳をしている方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度ご相談ください。
また、百日咳はワクチンで予防することができます。
百日咳に対する免疫は、三種混合(DPT)や四種混合(DPT-IPV)ワクチンに含まれており、これらの接種によって予防が可能です。ただし、接種から4〜5年以上経過すると、ワクチンの効果が徐々に弱まるため、その影響で感染してしまうケースもあります。ご自身やご家族のワクチン接種歴が気になる方は、お気軽にご相談ください。